中国のLCC（格安航空会社）の春秋航空（中国上海市）は2013年秋に、成田空港を拠点とする日本の国内線への参入を計画していることが明らかになった。

　春秋航空はすでに日本法人「春秋航空日本」（東京都墨田区）を資本金15億円で設立している。国内線へ参入するためには、航空法の外資上限規制33%を下回る必要があるため、日本企業からの出資を受けて60億円程度（外資分25%以下）にする方針。

　春秋航空は中国初のLCCで、日本向けに国際線3路線を運行しているが、とりわけ茨城－上海便を片道4,000円で提供するなど話題性も高い。日本の国内線の参入で、すでに国内線を運航しているLCC（ピーチ、エアアジア、ジェットスター）3社に続いて一層競争が激しくなる見込みだ。